2018年 愛と数学の短歌コンテスト
愛と数学の短歌コンテストの結果が出ていました。
私は選ばれませんでしたが、数学という題材が面白くて、何個か詠みました。
9個目のラマヌジャンのタクシー数をモチーフにしたものがお気に入りです。
結果
提出したもの
1.
君のこと好きじゃないなら僕じゃない その対偶を以下に求めよ
2.
強くなる君が好きだという気持ち一夜一夜に永遠続く
3.
微かでも分けて下さいその愛をあとで勝手に積分します
4.
愛情の傾き加減今すぐに微分してみて確かめたいな
5.
ε-δ 論法使っても結局愛の極限は0
6.
空間が三分の一のテント内 君との距離がずいぶん近い
7.
僕たちが描く未来の展開図間違ったけど「らしく」感じた
8.
9.
何気ない午後五時二十九分も君と夕日を見たら特別
私は彼をパットニーの療養所に見舞ったことを覚えている。私はナンバーが1729のタクシーに乗り、その数は無味乾燥なもののように思え、それが不吉なことの前兆でないことを願っていた。しかし彼は「そんなことはありません、とても興味深い数字です。それは2通りの2つの立方数の和で表せる最小の数です」と返した。
