2019-05-11 雪豹 詩 雪豹の子供が 母を呼ぶ鳴き声だけは 残しておいてほしかった 春 何もかもが奪われてしまった 増えすぎた色 多様性は 最後の審判を遅らせてしまう こと だま 「一番強い言葉は?」 「 」 無言 黙ることだけしかできないよ でも できることならば もう一度だけ 雪豹の住む大地に 存在と言葉をごちゃまぜにして 溶けてしまいたい