日々のこと

I'm becoming this all I want to do.

2017-01-01から1年間の記事一覧

2017年 うたの日

2017年うたの日に提出した歌です。 赤字は薔薇、青字はドンマイ 20171018 お母さんいないあの子はセーターを裏返しに着るタグ見えてるよ 『 裏 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1297d&id=33 20171019 面接で初めて使う「私…

ほんとうのさいわい

Twitterでフォローしている人が増えてきた。今のアカウント、実のところ三つ目のアカウントで、最初に持っていたやつは、研究室時代に作ったものであり、指導教官とケンカ別れをした時にアカウントを消した(研究室の人と繋がりがあったため)。二番目に持っ…

20171225 黒い

昨日くらいから、WiMAXの機器の調子が悪くなって、充電ができなくなってしまった。プロバイダがSo-netなので、昨日のうちにSo-netにメールをして、代替機を送ってくるように依頼したら、今日返信が来て、「代替機の送付はやってないし、修理はauショップに行…

病気のヘテロ性について

あらゆる病気にはヘテロな性質をもつものが存在する。 癌は細胞が異常分裂する病気だが、ヘテロな病気は細胞の増殖を抑制する。 エイズウイルスは白血球を殺すウイルスだが、逆に白血球を異常増殖させるウイルスが存在する。 右手に出来ものがある人がいた場…

ロシアンタクシー(短編小説)

その日、僕は初めてロシアンタクシーに乗った。 普段僕はタクシーには乗らない。職場には電車で行っているし、休日にどこかへ行く時も、大概は電車か車で行っている。しかし、その日は残業をしてやらなければならない仕事があり、仕事が終わった時にはもう夜…

月の魚(短編小説)

月にいる魚のことに気付いたのは二人の少年少女だった。 少年は日本人だった。小学校の自然教室で、夜空を観察しているときに月にいる魚を発見するんだ。もちろん、すぐに先生やクラスメイトに知らせた。 「先生! 月に魚がいる!!」 ってね。まあ、もちろ…

靴を買いに行った話(短編小説)

僕がたった一人で見たり聞いたりしたことについて、それが本当のことなのかどうかは証明の仕様がない。僕はなるべく正確に伝えようとするけれど、僕というフィルターを通して話す以上、本当に正しいことなのかどうかを僕自身が語ることはできない。その上そ…

言語について(2008年12月3日の文章を再録)

これは本当に散らかった文章です。 ちょっと備忘録というか、自分の頭の中を取り留めもなく書き綴る。 言葉について少し考えてみた。 そのうちウィトゲンシュタインやノーム・チョムスキー辺りを読む。頑張る。 Wikipediaだけを見ていて満足してはダメだ。 …

【1/27(土)開催】MEGASTAR JOURNEYを見に行こう!(2015年11月20日の文章を再録)

プラネタリウム界の狂犬、大平貴之さんがまたやってくれた。 ついに情報解禁!僕が総合監修を務めるVRアトラクション。恒星宇宙を自在に歩いて散歩してみませんか?宇宙の壮大なスケールを体験し、そこには驚きの結末も! https://t.co/CklXPVJqCE— 大平貴之…

記憶について(短編小説)

「佐藤さん」 住んでいるアパートの階段を登ろうとした時、背後から声をかけられた。今泉だ。私は少し大げさなため息をし、日課となってしまったやり取りを始める。 「またですか、刑事さん。いい加減にして下さいよ」 「何度もお尋ねしてしまって申し訳ない…

地下鉄で傘を忘れた話(短編小説)

世界観という言葉が苦手だ。 世界観って何を表しているのか。クリープハイプか。世界って何だ。 そういう話。 あっと気づいた時にはもう遅くて、地下鉄に傘を忘れてしまった。 それでも褒めてほしい部分があって、上りのエスカレーターに乗っている途中には…

暗い日曜日

「暗い日曜日」という曲がある。 初めてその名前を知ったのはいつだったか。確か浦沢直樹の「パイナップルARMY」にその曲を題材にした話が出てくる。まだ、世界がそこまで繋がっていなかった時代。まさか顔も知らない誰かとリアルタイムでやり取りし合う時代…

賭け(師匠シリーズ)

「師匠シリーズ」の「賭け」という話が好きだ。ここで読める。 nazolog.com 「師匠シリーズ」が何なのかを一言で説明するのは難しいけど、2chの洒落怖スレに「ウニ」という方が投下していたオカルト創作だ。ウニ自身が大学の師匠と呼ばれる先輩とのオカルト…

血短歌

白樺の皮を剥いだらその中身同じ色の血流れていますか 魂と云う字の中に鬼がいて人殺しから血を受け継いだ 指先に広がる赤い海を見て艶美さにただ溺れたくなる 血涙は鬼の目にしか宿らぬか心のドアに柊がある おそらく血 椿の花弁の落ち様は治りの遅い冬の病…

少女終末旅行短歌

少女だった大人のなり方知らぬまま銃を撃つこと上手くなってく そして「白」色は不要でこの雪を燃やせる「赤」を探し彷徨う 二人でも戦争はでき平和とはたった一人の国の言葉で 残された物だけしかない生存は何も残せず何も作れず 音がある楽しめそれが音楽…

アルビノ

だって「白」って「死」の色じゃないですか 火傷も 白髪も 死に装束も 教会も 病院も 医者も 看護師も 薔薇も 波も 雲も 月も 雪も みんな白い だからアルビノの私に 純白のウェディングドレスをくれたのは 「一緒に死んであげる」って意味で 受け取りますね

ネクタイ

祖父が大量のネクタイを遺していったため、生まれてこの方、社会人になった後でも自分のお金でネクタイを購入したことがない。 ネクタイ以外の遺産は、私の両親と叔父・叔母が醜く争った挙句に、細かく散り散りになってしまった。 当たり前の話かもしれない…

「死海のほとり」感想

激しくネタバレしております。 ブクログに書いた内容と一緒です。 『死海のほとり』のレビュー 遠藤周作 (K2さん) - ブクログ http://booklog.jp/users/acoustickey/archives/1/4101123187 この小説は二つの話が交互に出てくる。 一つは現代(といっても戦後…

豚汁

ずっと視界がぼやけているようだそうやって何十年も海に浮かぶ灰汁を取り続けた 知っていましたか?豚汁は煮込み料理ですそれでは餃子は?餃子は麺料理です 「余った豚肉の中に君のお父さんとお母さんがいるよ」「ここにはお父さんとお母さんはいないよ」「…

20171117 忙しい

切ない恋の一瞬というのを切り取って眺めた時、この人は本当に幸せになりたかったのかどうかが分からなくなって発狂したくなる。 幸せになりたかったのはそうなのだろうけど、だとしたらこんな一瞬が生まれるのだろうか、最初から悲劇を望んでいたのではない…

部屋について

部屋、みたいなものが好きだ。 それは仮想的な部屋であってもいいし、実際のものでもいい。 広すぎる必要もない。四畳半くらいの広さで、真ん中にリサイクルショップで購入した小さな丸テーブルを置いて、上からはミシンで適当に縫ったテーブルクロスを敷く…

新しいフォルダー

いくつもある書きかけのWordファイルずっと奥底に仕舞っておこうと思いデスクトップにフォルダーを作成する「新規作成」→「フォルダー」→「新規作成」→「フォルダー」、……フォルダー中にフォルダーを作成していく階層状に、どんどんどんどん、どんどんどんど…

完璧な歌について

完璧な歌とはなんだろうか。村上春樹じゃないけど、『完璧な絶望が存在しないように』、完璧な歌なんて存在しないのかもしれない。そもそも、この世の中に完璧と呼んでいいものがどれほど存在するだろうか。 それでも初めて聞いた時、「あっ、これは完璧な歌…

供養(過去のTwitter小説)

4年くらい前から書いていたTwitter小説とか。 諸事情でTwitterのアカウントを消してしまったため、ここにアップする。 ディスカヴァーのツイッター小説大賞に応募したのが懐かしい。 1. 肉体の繋がっていない精神と、精神のない肉体、どちらが不幸だろうか…

20171107 無題モラトリアム

何年も前に死んでいたはずなのに、この感情は。何で今更文章なんて書いているんだろう。稀にやめてしまいたくなる。でもやめられない。若さが欲しい。 ぼーっとしていると退屈で死んでしまいそうだ。死んじゃダメ。ダメだ。 Twitterで哲クラのレスバトルを見…

南武線の話

南武線を馬鹿にしたいわけではないので、読んで不快に思った方がいらっしゃいましたら謝罪いたします。 南武線という路線がある。南はヤクザとギャンブルの街である川崎駅から、北は23区に入ることのできない自然豊かな街である立川駅まで繋がっている。この…

クオリアについて知ってることは何もない

鎌倉の稲村ヶ崎温泉というところに行ってきた。入浴料が1500円で東京の銭湯の3倍くらいする。正直に言って、高いと感じる。生来の貧乏性のため、食事とかお風呂が1000円超えると少し躊躇が入る。でも、結果としては行ってよかった。窓から湘南の海が見える。…

20171101 手紙

こんにちは。今日は晴れましたね。でも金曜日はまた雨が降るらしいです。晴れたり雨が降ったり地球も大忙しですね。地球も生きているということなのかな。僕も毎日泣いたり笑ったりして過ごしたいです。 そういえばMr.Childrenの「くるみ」という歌の中に 「…

フェルミ推定

痩せろ痩せろという声が煩い。いや、誰かが言ってくるというわけではないのだが。ただ頭の中でいつもこの声が響き渡っている。雑誌とかテレビとか、目に見えないコンセンサスみたいなものだろうか。誰が決めたのだ、適正体重とやらを。多分会ったこともない…

灯里

「灯里先輩!」 私を慕う小さな女の子 いつも膝小僧に絆創膏を貼っている 可愛い女の子 学校に行く電車で ふと目についた 睫毛の長い肌の綺麗な子 膝小僧から血を流していたから 気まぐれで絆創膏を渡した 犬のように喜んで 聞いてもいないことを ベラベラと…