日々のこと

I'm becoming this all I want to do.

悪夢

 変な夢。
 前後の文脈は忘れたが、幼女に転生した痴女にキスをされ、「口では立派なことを言っていても、こうやって小さい女の子にキスされておっ勃てるんだ」と言われて、すごく嫌な気持ちになる。別におっ勃ててはいなかったのだけれど。どっちかというとただ単純に戸惑っていた。
 こういうシチュエーションのエロ漫画を昔読んだような気もする(相手は幼女ではなく、S気のある若い女の人だった)。これが本心なのだろうか。自分がロリコンかどうかと問われると、ロリコンではないと思う。ただ、それは自己申告だと何とも言えないだろう。ロリコン脳科学的には病気と言えると聞いたこともある。自分の脳を精密検査すれば何かが出てくるのかもしれない。何も出てこないかもしれない。
 
 でも、ここでショックを受けたのは、自分がロリコンかもということよりも、「口では立派なことを言っていても」の部分だ。TwitterのTLで二人の人が別のタイミングで「不幸ごっこではないのか。本当は君は悲しんでいたり傷ついてはいないのではないのか」という趣旨の発言をしていて(私に向けた発言ではない)、うーん、と唸ってしまった。不幸でなければ詩や小説を書いてはいけないかと言うとそうではないと思うし(みうらじゅんの「アイデン&ティティ」にそんなシーンがある)、作品の善し悪しは不幸のランキング付けではないとは思うのだけれど、動機として、自分の身の上を語ることをミッションとするというのは大きいと思うし、それが作品の厚みを出すことも充分考えられる。不幸も幸福も人それぞれで、見方によっては変わってくると言ってしまえばそれまでだが。生まれてくること自体を不幸と呼ぶ人もいるだろう。幸福はあまり種類はないけれど、不幸は多種多様で、物語にしやすいっていうのもあるんだろう。ちくしょう、みんな大喜利だ。
 
 夢が本心かどうかとか、不幸でなければ物語は作れないのかとか。どうでも良いと言えばどうでも良いだろう。残るのは嫌な汗だけだ。ただただ、深く、深く自分の中に潜っていって、何もないかもしれないけれど、深く潜らないことにはそれも分からない、と思う。