日々のこと

I'm becoming this all I want to do.

数学短歌

 数学セミナー2019年3月号の『数学短歌の時間』に私の短歌を三首も掲載していただいた。永田紅様、横山明日希様、ありがとうございます。このコーナーは今月で終わりらしいのだけれど、最後に掲載していただいてとても嬉しい。掲載されている他の方の短歌も素敵なので、もし本屋や図書館で見かけたら手にとっていただけると幸いです。
 
数学セミナー58巻3号(2019年3月号)(2019年2月12日発売)
 
横山明日希様選・数学短歌の時間⑫】『公理(または定理)』
永久に不変の定理を一瞬の生の僕らが解き明かす日々/ニコ
 
【永田 紅様選・数学短歌の時間⑫】『自由題』
どの円も同じ中心持つゆえにバームクーヘン同じさびしさ/ニコ
 
円錐の形のお湯はゆっくりとカップの形の珈琲となり/ニコ
 
数学セミナー 2019年 03 月号 [雑誌]

数学セミナー 2019年 03 月号 [雑誌]

 

 

 あと、横山明日希さんがTwitterで主催した、『愛と数学の短歌コンテスト』を書籍化した『愛×数学×短歌』に私の短歌が一首掲載されています。こちらも何かの機会に手にとっていただけたら。そちらは名前を変えて、掲載していただいています。
 
何気ない午後五時二十九分も君と夕日を見たら特別
 
愛×数学×短歌

愛×数学×短歌

 

 

  以下自解のような。

2018年 うたの日

2018年うたの日に提出した歌です。
赤字は薔薇、青字はドンマイ
 
20180101
ひとかどの人物じゃなく透明なプルプルしてるアレになりたい
『 平成三十年の抱負 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1372e&id=18
 
20180102
勇猛と無謀は違う昼食を抜いて挑んだスイーツビュッフェ
『 猛 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1373b&id=14
 
20180103
カレンダアページ1枚破って僕は予定通りに君を愛そう
『 カレンダー 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1374c&id=21
 
20180104
60の色鉛筆で虹を描くずっと空から消えないように
『 鉛筆 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1375e&id=16
 
20180105
蜜柑以外全部ある部屋蜜柑だけ置けないでいる終わらないんだ夏が
『 蜜柑 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1376d&id=38
 
20180106
「二個でいい?」そう尋ねれば躊躇い後「三個」と答える妻の可愛さ
『 餅 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1377d&id=35
 
20180107
へびつかい座を入れたなら相性がバッチリらしい インドに行こう
『 十二星座 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1378e&id=4
 
20180108
加害者の名前を消した報道に怒る彼らはハンドルネーム
『 加 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1379b&id=20
 
20180109
影踏みを終わらせたくない僕達の1月7日夜の公園
『 影 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1380c&id=3
 
20180110
一葉の手紙を何度も折りたたむ 月に行けても君に会えない
『 自由詠 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1381c&id=18
 
20180111
大海に刺さった棒を引っこ抜く流れてしまへ虚無のその先へ
『 棒 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1382c&id=16
 
20180112
生命を吹き込んでゆく心地がすガラスは大きく大きくなって
『 吹 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1383d&id=31
 
20180113
後輩が強くなること喜べず三七竹刀ひどくささくれ
『 後輩 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1384d&id=15
 
20180114
雨上がり板を渡してピョンと飛びそのまま空へ抜けていきそう
『 板 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1385d&id=17
 
20180115
誕生の是か非かを問うAIに河童はあっさり非と回答し
『 生 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1386e&id=10
 
20180116
改札で母を待ってる兄弟が黄金比に見え、雪なのですね
 
2018117
ガリレオは知らないだろう砂時計よりもゆっくり落ちた涙を
『 砂 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1388a&id=11
 
20180118
天候自由自在設定装置起動したので虹が出ました
『 由 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1389b&id=24
 
20180119
ついついと泳ぐ我が子の前世(ぜんせい)はめだかの学校首席卒業
『 首席 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1390d&id=4
 
20180120
価値観が変わりゆくこと恐れつつ象を見たさに印度へ向かう
『 印 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1391d&id=26
 
20180121
ありがとう、無関係だと言ってくれて  シュワシュワ抜けたサイダーの泡
『 関 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1392b&id=24
 
20180122
日本では一人だけなのこの苗字だからあなたと結婚しない
『 苗字 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1393d&id=31
 
20180123
その山はブロークバック・マウンテン思い出だけがそこには在って
『 行ったことのない山 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1394b&id=19
 
20180124
「漢文の教科書見せて」手が触れて熱で消えてく赤い落書き
『 教科書の落書き 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1395a&id=25
 
20180125
ハンドルにマントラ書けば右折たび徳を積んでくマニ輪となりて
『 ハンドル 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1396e&id=5
 
20180126
広辞苑ページを破り鶴を折る弱々しくもそこにある平和
『 鶴 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1397b&id=5
 
20180127
見えている世界の違い争いはなくせるだろうかファーレンハイト
『 温度 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1398e&id=8
 
20180128
転び方知らない君が邪道だと説いたグリューワインは血に似て
『 ワイン 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1399c&id=9
 
20180129
隔週で好きなカレーを作るから五十四年は向かいあわせで
『 1400回くらい一緒にしたいこと 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1400a&id=67
 
20180130
零れてるミルクにビーズを散りばめて雨季の塩湖を裸足で歩いた
『 塩 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1401b&id=16
 
20180131
病室の祖父が「万景峰号」と吾(あ)と見たニュースだけ繰り返し
『 号 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1402c&id=15
 
20180201
生き残る為に暗算し続けろ カザンは光の奥へ消えたり
 
20180202
ああ兄よ今は何処(いずこ)へおわします わたしはここです、地球にいます
『 兄 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1404c&id=4
 
20180203
柊の挿してない戸が目印です 鬼さんこちら、お嫁においで
『 鬼 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1405d&id=17
 
20180204
誰しもが青を待ってる交差点僕は待ってる後ろの夕日
『 夕日 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1406b&id=1
 
20180205
「ワレワレハウチュウジンダ」「我々も宇宙人だ」「「トモダチニナロウ(友達になろう)」」
『 我 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1407c&id=8
 
20180206
物憂げに煙草を吸ってる横顔がかっこよかった それだけでした
『 嫌いな人の好きなところ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1408e&id=11
 
20180207
死に支度済ませば遠き春の夢自らを殺し自らを生かす
 
20180208
海を見て既視感のある弟に残る世界が水であった日
『 既視感 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1410e&id=7
 
20180209
その痛み「よくあること」にすり替えてなぞり書きする誰かの生を
『 よく 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1411c&id=15
 
20180210
報知器を押さねばならぬ時でさえ弱く押しそう弱気な私
『 自由詠 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1412a&id=25
 
20180211
三人称sをlikeに付けるとき不意にとなりへ飛ばした気配
『 三人称 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1413b&id=18
 
20180212
今からさ魔法を見せるよ、兄は言い水面を疾る鳥ごとき石
『 石 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1414a&id=37
 
20180213
ガンジスでヒトの死体を食らう犬これも輪廻の一部と思う
『 輪 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1415c&id=25
 
20180214
一本の暖かな樹で寄りかかる僕をそおっと支えてくれる
『 好きな人 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1416a&id=12
 
20180215
君は去り飛行機雲はまっすぐで白い月さえあれば完璧
『 冬の空 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1417a&id=13
 
20180216
ともだちは幸福論を歌ってた林檎に似ないかわいい声で
『 ほくろ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1418e&id=22
 
20180217
ほぼ3の指定しπ(パイ)で描きたる六角形のような短歌
『 ほぼ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1419a&id=7
 
20180218
急行が過ぎる大倉山駅に毎週降りる猫を探しに
『 倉 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1420a&id=4
 
20180219
しりとりが終わってしまう「さようなら」以外の言葉がもう出てこない
『 さ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1421e&id=7
 
20180220
しづけさは下限がありて絶対の零度で待たん宇宙(そら)のをはりを
『 絶対 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1422a&id=17
 
20180221
ボクタチハボタンデンチヲノミコンデキョウモハタラクデンシノウミデ
『 ボタン 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1423d&id=38
 
20180222
船旅に信号はなゐ月の下ふたりただよふあをき大海
『 信 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1424d&id=37
 
20180223
適当にKの気持ちを四択の中に押し込め解を選んだ
『 テスト 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1425e&id=3
 
20180224
今ぼくの願いは叶わなくていい 悲しみだらけの地上で生きる
『 今 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1426e&id=2
 
20180225
引き潮で露わになった砂浜を見れば悟りて明日町を出る
『 引 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1427b&id=17
 
20180226
深海のバス停に降る粉雪を海月の傘越し君と見上げた
『 バス停 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1428b&id=32
 
20180227
マス目なる安全地帯で丸まってカイコは世界を飛ぶ夢を見る
『 四角 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1429e&id=4
 
20180228
完全な家族になろう君と僕子供が三人猫一匹
 
20180301
差出人不明の手紙に残された梅の香で知る南にいること
『 春 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1431a&id=16
 
20180302
書に残すほどの歴史はないけれど再びの死を恐れ詩作す
『 書 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1432e&id=5
 
20180303
きみのみみ見れば見るほど似ているね昔火星で見たなめくじに
『 耳 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1433b&id=21
 
20180304
優しさの輪郭を知る君が出す声の形を想った時に
『 声 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1434a&id=18
 
20180305
気がつけば私も後ろに並んでた朝に見かけたアリの行列
『 列 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1435b&id=24
 
20180306
「あんたこれ、好きなんでしょ」と渡されて作り笑いで食べる落雁
『 大好物 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1436a&id=8
 
20180307
一枚の皮をはがせばぼくだったものがぼくではなくなってゆく
『 枚 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1437b&id=21
 
20180308
結末を知るのが怖い 凍らせた血液に似た封を破けず
『 封 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1438e&id=9
 
20180309
軽やかに飛び越え僕においでって言うんだ はねがほおをなでてく
『 越 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1439e&id=24
 
20180310
天国も次第に温暖化が進み愛の消費を控えて下さい
『 自由詠 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1440b&id=27
 
20180311
カルヴァドス飲めば天地が逆転し夜空へ向けて落としたりんご
『 りんご 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1441d&id=36
 
20180312
失った分のわたしを飲まなくちゃ悪夢で起きた夜中のポカリ
『 飲 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1442d&id=29
 
20180313
美しい青であったね踏切の向こう側へと鳥が飛び去る
『 踏切 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1443c&id=36
 
20180314
一分の黙祷の後コンビニに戻る一分前の喧騒
『 24時間 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1444b&id=14
 
20180315
幸せはどういう風に測るのか本日空は雲が少ない
『 雲 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1445b&id=25
 
20180316
水色の傘にしようか帰り道なみだの色を隠せるように
『 水色 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1446d&id=21
 
20180317
殴られるために吸ってた  父親のショートホープを一本盗み
『 ショート 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1447d&id=26
 
20180318
もう今日は終わりなんですまた明日来て下さいね変わらぬままで
『 明日 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1448e&id=7
 
20180319
大人ってめんどくさくて泣きたくてカミソリ負けの朝に軟膏
『 負 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1449e&id=20
 
20180320
穏やかに時が落ちゆくコーヒーを淹れる右手が「の」の字を描き
『 の 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1450c&id=12
 
20180321
早咲きの桜は雪と共に散り友よ果たせぬ約束するな
『 友 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1451d&id=31
 
20180322
穴のない如雨露に雨が溜まりゆく虹を見せてよ蒲公英の花
『 穴 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1452b&id=23
 
20180323
敵国の武器工場を爆破せよ もぐらは空を目指して進む
『 もぐら 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1453c&id=21
 
20180324
美しい思い出だけを残せたら忘れな草をそっと踏みつけ
『 別 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1454e&id=15
 
20180325
君のギターネックが細く折れそうで優しく弾いた禁じられた遊び
『 折 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1455a&id=4
 
20180326
五分だけ機械時計を遅らせておいたよ、だからおしゃべりしよう
『 機械 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1456a&id=13
 
20180327
歩いたね東京駅から大学へオトナの造った街を通って
『 青春 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1457a&id=16
 
20180328
嬰児の小(ち)さき掌確かなる力強さで吾の指を取り
『 小 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1458a&id=12
 
20180329
終わるとは美しいのだ十本の指が同時に鍵盤を打ち
『 指 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1459a&id=20
 
20180330
図書館で「ノルウェイの森」読む君のそばで二度目に解いた過去問
『 過 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1460a&id=14
 
20180331
ああ街がようやく寝付く午前四時どこかでパンの焼けてく匂い
『 4時 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1461b&id=22
 
20180401
今月もパースの狂った階段を登り御宮へ朔日参り
『 日 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1462a&id=10
 
20180402
初恋を氷室に仕舞い初夏のころ溶かして遊ぶ幼い僕らは
『 室 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1463b&id=24
 
20180403
隣席で異国の人が息を吐く誘導灯の光が見えて
『 誘 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1464e&id=14
 
20180404
ああこれも地球なんだねパサパサで君が生まれてこなかった方
『 地 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1465a&id=9
 
20180405
実は僕、君の反物質なので手を繋ぐことできないでいる
『 反 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1466a&id=12
 
20180406
春五番くらいだろうか連日の強風を見る予備校の窓
『 連 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1467c&id=11
 
20180407
毎日が半ドンならば夕方は海に行きたい 多分行かない
『 毎 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1468e&id=4
 
20180408
何となく胸に広がる空しさは東京ドーム何個分だろ
『 広 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1469a&id=19
 
20180409
歯磨きをしたくない夜ガムシロを入れずに飲んだレモンスカッシュ
『 レモン 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1470e&id=12
 
20180410
かやく入り焼きそばを食ふ 爆弾の処理が終わらぬ丑三つ時に
『 自由詠 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1471e&id=6
 
20180411
「ダメだもう、電池がないや」顔上げるあなたにはじめましてと言った
『 駄目 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1472a&id=18
 
20180412
冷凍庫奥底にある混沌で次の宇宙が作られていく
『 奥 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1473d&id=24
 
20180413
私よりずっとピンクの似合う人くすぐり合えば鴇色の頬
『 頬 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1474d&id=26
 
20180414
次々と派生していく言葉たち孤独を防ぐ樹木となりて
『 派 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1475d&id=22
 
20180415
戻らない それだけを決め上野発最果て行のシベリア鉄道
『 上 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1476a&id=7
 
20180416
Googleで「愛してます」を訳したら"I love you"と"you(あなた)"が付いて
『 あなた 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1477a&id=16
 
20180417
冬だった白黒だった世界へときみが与えてくれたあをいろ
『 春の色 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1478d&id=26
 
20180418
肩上のテントウムシのホシの数 ひとつ、ふたつ、あっ、割れてしまった
 
20180419
いづれかの卵を割らぬことにして幾つ命を救えるでせう
『 卵 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1480b&id=31
 
20180420
人生は暇つぶしだと言いながらあなたは夢を諦めませんね
『 暇 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1481a&id=15
 
20180421
カラフルなぼやけた気球に乗っているそれを裸眼で凝視していた
『 眼 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1482c&id=22
 
20180422
朝焼けをもう一度見るふりをした橋を渡ればお別れだから
『 橋 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1483e&id=29
 
20180423
異教徒のごとく二人でキョロキョロと窺いながら出るラブホテル
『 ラブホテル 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1484e&id=22
 
20180424
わたくしを再度分離し半分は海へと向けて放してほしい
『 離 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1485a&id=18
 
20180425
水たまり越えてしまえばわたしたちもう友達でいられない、夏
『 もう 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1486c&id=33
 
20180426
朝ぼらけ鏡に向かい本日もかわいいねって言えばハッピー
『 ハッピー 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1487d&id=15
 
20180427
妹よ 黄昏時に泣いているお前は百合の花に似ていた
『 泣 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1488e&id=23
 
20180428
野良猫に浮いた話を聞かされるもう一時間待ったベンチで
『 浮 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1489e&id=19
 
20180429
祖父母らが語る戦争知らなくて最後の昭和生まれの我ら
『 昭和 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1490c&id=22
 
20180430
親切な人だと思う終電の時間をちゃんと気にしてくれて
『 優 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1491d&id=31
 
20180501
月曜日 生命(いのち)の殻を一つ割りそのぶん僕の重さは増える
『 命 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1492e&id=27
 
20180502
ふきのとう それをひすいの天ぷらと呼んでわたしは春を迎える
 
20180503
仮定法過去でつぶやく、もしきみが空ならぼくは鳥であるのに
『 法 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1494d&id=25
 
20180504
ケラケラと笑って水を撒くだろうケ・セラ・セラって砂漠のバラに
『 ケラ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1495c&id=10
 
20180505
お便りは二十世紀の子供から「ぼくらの夢は叶いましたか?」
『 子 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1496d&id=24
 
20180506
冬だったことカフェオレを入れたこと甘かったこと君だったこと
『 カフェオレ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1497d&id=36
 
20180507
まだ温い鳥の死骸を庭に埋め墓標代わりの紫陽花の紅(あか)
『 代 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1498c&id=12
 
20180508
100人の村なら99人は短歌を詠まないけど僕は詠む
『 99 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1499e&id=8
 
20180509
二千十八年今日が戦前か戦後なのかは僕らで決める
『 戦後 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1500a&id=100
 
20180510
雨上がり傘から顔を出す君はおそるおそると虹を知るのだ
『 自由詠 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1501a&id=11
 
20180511
ああきっと違うと思う風のいろ窓越しぼくと清掃員は
『 窓 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1502a&id=25
 
20180512
アパッチが鳩一万羽放ちたるそれを合図に戦争やめよ
『 羽 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1503a&id=10
 
20180513
いつか死ぬわたしのことを憐れんで額ずく胡蝶蘭の鉢植え
『 蘭 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1504c&id=8
 
20180514
やはらかい座席のせいだ窓からのさくらを逃す相鉄車内
『 相 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1505b&id=13
 
20180515
山盛りの揖保乃糸食べどこまでも正しい夏であったあの頃
『 糸 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1506c&id=18
 
20180516
色褪せた日記帳には思ひ出といふ名の色が染み付いてをり
『 新しい色名を考えてください 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1507d&id=44
 
20180517
夕焼けが思い出させるこの惑星(ほし)に恐竜がいた頃の記憶を
『 記憶 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1508a&id=9
 
20180518
胸張って生きればいいさお土産のキーホルダーをかばんに揺らし
『 かばん 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1509b&id=30
 
20180519
電線がバラバラにした空ならば一つとってもバレないだろう
『 空 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1510a&id=14
 
20180520
生まれるとき、光に近づきすぎたためそれから世界が霞んで見える
『 近 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1511c&id=14
 
20180521
校舎裏ハンドルのない水道が少し寂しい待ち合わせ場所
『 舎 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1512b&id=24
 
20180522
余裕ある風(ふう)にブラへと手をかけるフロントホックと知らずに彼は
『 余裕 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1513e&id=7
 
20180523
ペリペリとジャムのラベルを剥ぎし後(のち)「なつあじ」とだけマジックで書く
『 剥 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1514c&id=14
 
20180524
濁る朝あなたがぎゅっと締めた瓶が開けられなくて二度寝を決める
『 濁 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1515b&id=25
 
20180525
そういえば初めて君の血を見た日僕は煙草も吸えない歳で
『 煙草 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1516b&id=37
 
20180526
じっとりとした君の腋を舐めたれば涙になれぬ水の味だった
『 腋 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1517a&id=4
 
20180527
見過ごした優しさたちを実家を出(で)ひとり麦茶を作る夜(よ)に知る
『 実家 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1518b&id=21
 
20180528
人それぞれって便利で君よりも薄いカルピス僕は飲むんだ
『 貧 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1519c&id=15
 
20180529
爆弾を解除するのはこっちだと小指の赤い糸切るきみは
『 小指 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1520c&id=36
 
20180530
起きがけに「君」の記述を探していた水についての教科書にて
『 起 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1521b&id=26
 
20180531
自転車に初めて乗れた日のような夕陽を横目に会社へ帰る
『 自転車 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1522b&id=34
 
20180601
初めては「あーあー」とだけ言いし子よ最期は満ちて「ん」とだけ言え
『 あーあー 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1523e&id=8
 
20180602
タツムリくらいで進化を止めてみて、止めて一人で生きていきたい
『 カタツムリ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1524b&id=7
 
20180603
四回は満タンにするバッテリー私はそういう人なんでしょう
『 満 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1525d&id=38
 
20180604
キッチンで干し椎茸を戻しつつ君を許してあげると決める
『 戻 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1526d&id=28
 
20180605
また次の冬の匂ひを思ひつつ防虫剤入れ仕舞ふセーター
『 虫 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1527b&id=29
 
20180606
気まずさよ彼女の家でスックスと呼ばれるものを勧められてる
『 スックス 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1528e&id=28
 
20180607
海の匂いがする、と君が言ったためすぐさま雨の降り出す新宿
『 雨 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1529a&id=26
 
20180608
長々と右辺の式が蛇のよう部分分数分解解(と)けず
『 分 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1530b&id=25
 
20180609
ギターアンプのツマミは全部MAXに 僕ら無敵だ!飛ばせ!魂!
『 Rock 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1531d&id=40
 
20180610
赤髪の少女の君よこの先で待っててタイム・アフター・タイム
『 時 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1532a&id=19
 
20180611
タイマーを入れ忘れた日涼し気なお米とラジオのオブラディ・オブラダ
『 自由詠 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1533a&id=20
 
20180612
君以外も椎名林檎が好きな子がいたのだろうな三万もいりゃ
『 万 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1534a&id=13
 
20180613
アボカドの種を除けばアボカドの抱きたる無がぽっかりと在り
『 無 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1535a&id=9
 
20180614
押すよりも引くが大事と云ふ父の回した独楽がくるくるうつくし
『 独 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1536a&id=18
 
20180615
あんなにもきつく縛った髪の毛がゆるゆるほどけゆらいだ決意
『 髪 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1537a&id=17
 
20180616
神さまのあくびの色だ太陽が見せた八分前の輝き
『 あくび色 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1538a&id=7
 
20180617
果てしなき本で出来たる壁を見て嘆くは吾の短き命
『 壁 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1539d&id=28
 
20180618
社内にはチェックリストをチェックするチェックリストが五枚ほどある
『 チェック 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1540a&id=21
 
20180619
優しさは呪いにも似て知るだろう山椒魚は再度孤独を
『 山椒 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1541b&id=20
 
20180620
子供らが去ってしまった砂場には僕に読めない幾何学模様
『 砂 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1542a&id=20
 
20180621
本当の色が知りたい縞々の錯視の夜に僕ら二人で
『 縞 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1543e&id=6
 
20180622
平成の屍みたいな十円が忘れられてる電話ボックス
『 屍 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1544e&id=7
 
20180623
宇宙より不思議なものも多々あって例えばコイの模様の違い
『 不 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1545f&id=27
 
20180624
失ったもののいくつかカセットに残るご飯ができたの声など
『 声 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1546e&id=8
 
20180625
退屈な月曜だから今日だけは郵便ベルを二度鳴らしてよ
『 ポスト 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1547f&id=25
 
20180626
花の名が君の名前になりそうでクロスワードの埋まらない列
『 列 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1548a&id=5
 
20180627
僕の血をたっぷり吸ったメスの蚊は琵琶湖で卵を産んだと聞いた
『 湖 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1549f&id=25
 
20180628
何一つ思い出せない村のことタウンページの番号以外は
『 村 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1550a&id=3
 
20180629
抵抗の虚しいことを知るがゆえだるまは黙って垂直に落つ
『 垂 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1551b&id=8
 
20180630
雪降れば会いたく思う五人目に四人が回る山荘の夜
『 四角 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1552b&id=5
 
20180701
君の背の流るる汗が川を成し暑き節句の夜の更け行く
『 暑 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1553f&id=24
 
20180702
ああ今年の夏こそ帰ってきたまえと浦島太郎の恋人は待つ
『 夏 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1554f&id=25
 
20180703
ブラジャーは直射日光ダメだっけ? 君にたずねて君がこたえる
『 射 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1555d&id=8
 
20180704
ゆるやかな停滞だらうわつふるのくぼみに溜まる黄金のみつ
『 ワッフル 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1556f&id=12
 
20180705
幾万歩旅路を共にしたスマホきみは一度も名前で呼ばず
『 旅 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1557f&id=15
 
20180706
たゆたうて無限の始まりはどこか那由多不可思議無量大数
『 無 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1558b&id=18
 
20180707
母親の代わりはいないが旅先で一つ手織りのショールを買った
『 織 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1559f&id=18
 
20180708
ああ星を見たいのだろうリュウグウノツカイがまっすぐ空へと向かい
『 龍 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1560a&id=5
 
20180709
(映像の動きがまるで羽化のようだ)冬虫夏草が背を突き破る
『 虫 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1561e&id=15
 
20180710
ぼくの名を呼ぶその声が遠くなり ボイジャー、きみは今どこですか?
『 自由詠 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1562e&id=5
 
20180711
まだ生きているか分からず瓶を振る まりもっこりの笑みを思って
もっこり 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1563a&id=6
 
20180712
「君のこと愛していますががががが」逆接残し電話は切れる
『 が 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1564a&id=3
 
20180713
おやすみの残響消ゆる歌舞伎町で我は新たな仮面を被る
『 歌舞伎町 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1565e&id=4
 
20180714
結局はインターネットの亡霊に過ぎぬ僕らが歌う、この歌
『 霊 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1566e&id=16
 
20180715
近頃は専ら短歌を詠んでます主にあなたのこと以外です
『 専 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1567e&id=5
 
20180716
水色のハンカチ落としましたよと夜空に向かい叫んでみるも
『 水色 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1568f&id=5
 
20180717
音速で夜の後ろを追いかけてそしたらずっと泣いていられる
『 夜 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1569e&id=19
 
20180718
欲望の向けるべき先わからずに百合の雄しべを爪で弾いた
『 爪 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1570a&id=16
 
20180719
食べ物で遊ぶなと言う祖父だった精霊馬の処分に悩む
『 茄子 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1571c&id=7
 
20180720
己(おの)が持つ質量以上の血を吸って五分ではなくて全て持ってけ
『 蚊 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1572c&id=16
 
20180721
はじまりはねんどみたいにぐにゃぐにゃできみがうまれる予感がしてる
『 予 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1573a&id=7
 
20180722
窓側の席がいいかな恐らくは象の親子がよく見えるから
『 象 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1574a&id=2
 
20180723
一回はラジオ体操来たらどう? 夏の終わりの手紙、一行
『 ラジオ体操 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1575g&id=15
 
20180724
とりあえず生でと言えば生が出る何だか生きていける気がする
『 酒 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1576a&id=14
 
20180725
ほんとうにさいわいだけど、だけれども ぴあの・ぴあにっしものかなしみ
『 だけど 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1577e&id=8
 
20180726
丁度良い角度なのです深々とお辞儀しながら眠る愛猫
『 角度 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1578c&id=18
 
20180727
バタフライ下手なトビウオ銀色の月夜に遊ぶペンギンの子と
『 トビウオ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1579a&id=2
 
20180728
おはようと声をかければおはようと全反射する笑みが眩しい
『 全 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1580e&id=3
 
20180729
坂道でペダルの足を浮かせれば後ろの君が、飛べそう、だって
『 坂 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1581g&id=12
 
20180730
ペンギンも夢を見るのかお風呂場のマットを少し南へ向ける
『 ペンギン 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1582f&id=1
 
20180731
鈍色の空から落ちたドングリで染物をした前日の夜
『 鈍 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1583d&id=14
 
20180801
靴底に前世で踏んだガムがあり足を引き摺る東京の道
『 ガム 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1584f&id=18
 
20180802
おっぱいが出なくなったら死ぬことを知らない牛はただ佇んで
『 おっぱい 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1585a&id=14
 
20180803
遠くから見る電柱は十字架の趣だから丘を登ろう
『 字 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1586d&id=18
 
20180804
増えてゆく我父母祖父母曽祖父母 倍々系譜の行き着く先は
『 倍 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1587c&id=7
 
20180805
一人分車体は軽いタクシーが客を海へと運んだ帰り
『 タクシー 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1588a&id=10
 
20180806
明日もまた広い範囲で詩が生まれ泣く人がいる狭きこの国
『 広 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1589g&id=17
 
20180807
ドラキュラはトマトジュースが好きかしらハムカツサンドを頬張りながら
『 トマト 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1590d&id=22
 
20180808
会うに足る理由だろうかタダ券の「タダ」を強調してしまっている
『 会 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1591e&id=17
 
20180809
残念な音のしているクーラーの下で行うぬるき黙祷
『 念 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1592a&id=12
 
20180810
夕方の少女のように屋上で待つよ両足ぶらつかせながら
『 自由詠 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1593e&id=5
 
20180811
最果ての静かなる地で涼やかな背高泡立草の揺らめき
『 背 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1594e&id=5
 
20180812
十字路でどっちが南か分からずに明るい方へと向かった兎
『 南 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1595e&id=5
 
20180813
見えている色をあなたに伝えたいのに「青」「あお」「アオ」"ao" 不自由だ、言葉は
『 不自由詠 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1596e&id=10
 
20180816
先生は怒鳴ってくるし紫のキャベツはロールシャッハに見える
『 紫 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1599e&id=5
 
20180817
あざあざと風の音の鳴る梅雨明けにあなたとまわる風鈴の市
『 1600色のクレヨンで描きたい絵 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1600a&id=169
 
20180819
秋分の日を過ぎるころ国道の暴走族も冬眠準備
『 暴走族 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1602e&id=20
 
20180820
四線ノートにのたうち回るイトミミズ何か啓示に見えなくもない
『 ミミズ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1603c&id=17
 
20180821
十戒に哀しむなかれの文字はなく涙の落ちた聖書の表紙
『 涙 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1604e&id=7
 
20180822
とにかくもアイスコーヒー飲みたくて成人映画を見た帰り道
『 アイスコーヒー 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1605d&id=15
 
20180823
秋風にまた騙されて果汁量100パーセント(濃縮還元)
『 ジュース 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1606d&id=7
 
20180824
取り残されたぼくらが最後に踊る舞あろわなあろわな死滅回遊
『 回 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1607f&id=25
 
20180826
友人が知人となった顔があるFacebookで辿った記憶
『 知 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1609e&id=36
 
20180827
フラクタル構造である地図上のどこを切ってもおんなじ場所だ
『 地図 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1610e&id=8
 
20180828
究極の愛なのかもねゴキブリは君の抜け毛を食べて生きてる
『 ゴキブリ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1611a&id=12
 
20180829
はっきりとは言えないけれどまた鍵を夢のどこかに忘れたようだ
『 忘 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1612e&id=8
 
20180830
魚心なければ水は苦いまま東京に住んで十年になる
『 魚 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1613e&id=10
 
20180831
この夏もあっという間に終わったね四十首分の想い出残して
『 夏の終わり 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1614g&id=25
 
20180902
靴を脱ぐ 裸足の少女が砂浜を駆け抜けていく、そんな映画だ
『 靴 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1616a&id=17
 
20180903
息を吸い込む、息を吐く。句読点 聴衆がみなカボチャに見える
『 息 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1617c&id=15
 
20180904
君、解を導く数学者のごとくわたくしに死を教えておくれ
『 死 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1618c&id=25
 
20180906
デフラグの失敗をしたパソコンの殺害未遂で捕まった僕
『 失敗 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1620c&id=21
 
20180907
魔は遂に打ち倒されて「ああああ」の名前は永遠(とわ)に語り継がれた
『 あ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1621a&id=5
 
20180908
悠々と泳ぐさかなのその下でスマホ片手にゆく並木道
『 うろこ雲 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1622d&id=15
 
20180909
感情の集まる様を見てみたい レモンカードは酸っぱいのが好き
『 カード 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1623e&id=2
 
20180910
鶏肋とつぶやいてみる真っ白なチュッパチャップスの棒を噛みつつ
『 自由詠 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1624e&id=7
 
20180912
精神がどろりと指の隙間から零れちまってただただ後悔
『 自慰 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1626a&id=14
 
20180913
若者の定義は知らず地下鉄の風に吹かれて前へと進む
『 若 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1627e&id=2
 
20180914
この人に殺されるならああきっと一番幸せなんだと思う
『 この 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1628d&id=22
 
20180915
ちょっとだけ歌いませんか幸せの意味を知らない子供みたいに
『 ちょっと 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1629e&id=1
 
20180916
柿色のオーバーコートを羽織ってさ去年見たあの鳥を探そう
『 柿色 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1630f&id=28
 
20180917
人々の眠る砂漠で不眠症の獏が裸足で彷徨っている
『 獏 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1631c&id=12
 
20180918
便箋一枚書き終え一輪の花挿すみたいにペンを戻した
『 ペン 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1632e&id=5
 
20180919
天国へ行けない夏の魂のために燃やした線香花火
『 線 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1633a&id=12
 
20180920
”ただ咲いて/ただ散ってゆく” 居酒屋のトイレで「相田みつを」を仰ぐ
『 ただ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1634e&id=18
 
20180921
人生を何かに喩へてしまふから意味あるやうな雨降りの音
『 音 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1635f&id=31
 
20180922
墓石に右手が触れる冷たくてここにいないでほしいと思う
『 墓 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1636d&id=22
 
20180923
砂時計みたいに筒を逆さにす君の帰ったデニーズの夜
『 夜 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1637e&id=24
 
20180924
少しだけ青さが戻るブルーライトカットメガネを外す休日
『 休 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1638e&id=2
 
20180925
教会の帰りのバスで窓からの月は延々追いかけてきて
『 月 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1639a&id=18
 
20180926
秋風にススキは揺れて実りなき吾は頭を垂れて歩きぬ
『 ススキ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1640e&id=6
 
20180927
ヒーローは惜しまれながら去ってゆき家で家族とすき焼き囲む
『 英雄 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1641e&id=4
 
20180928
海亀に恋したアキレス半歩ずつ前へ進むが追いつけなくて
『 速 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1642c&id=4
 
20180929
歯を磨きベッドの上でやわらかなキスする近さでページをめくる
『 本 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1643a&id=4
 
20180930
堅牢な心はつひに破られずみるくの膜を指で掬へり
『 牢 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1644a&id=6
 
20181001
警笛二回 パンを咥えた美少女がぶつかってくる十月の朝
『 笛 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1645d&id=21
 
20181002
簡潔に夏の終わりは告げられる金木犀の香りがすれば
 
20181003
マンションになってしまって吠え立てる犬は何処(いずこ)へ小学校前
『 吠 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1647e&id=6
 
20181004
秋霖のベンチに座り死ぬならば暖かな場所それだけ思う
『 ベンチ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1648e&id=7
 
20181005
ちっぽけな嘘を許せず睡蓮のパズルはずっと未完成だね
『 小 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1649c&id=11
 
20181006
電場地場力場東芝高田馬場 教えてくれた右ねじの法則
『 右 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1650c&id=16
 
20181008
生命の不思議さなどはさておいて立ち食いそばの黄身を壊した
『 不思議 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1652e&id=17
 
20181009
理想って壁の向こうにあるのかなアップルケーキの酸っぱい林檎
『 理想 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1653e&id=2
 
20181010
悪友の子供の話を聞く中で左の胸のポニーを見てる
『 自由詠 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1654c&id=26
 
20181011
なんだっけって、鹿も猫も足を止めた 塔ノ岳から夕陽を望み
『 塔 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1655d&id=16
 
20181012
不確かな壁に囲まれた街にいてあなたの影を追い求めてる
『 壁 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1656a&id=15
 
20181013
親指の渦巻きそっと胸に当てきみの心が開けばいいのに
『 渦 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1657e&id=8
 
20181014
第二宇宙速度ですぐに会いに行く同じ月食見ている人に
『 食 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1658e&id=20
 
20181015
北風は花を咲かせず太陽は花を咲かせて散らすむごさよ
『 太 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1659e&id=23
 
20181016
美しさそれだけのため造られし金魚の業を池に放ちて
『 業 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1660b&id=19
 
20181017
点が線 線が面へと至るごと指先から重なる掌
『 指 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1661e&id=11
 
20181018
身長があと三センチ高ければ個性を一つ失えたのに
『 身 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1662c&id=20
 
20181019
添い遂げると軽い気持ちで言いたかったシチリアレモンのソルベを食べつつ
『 添 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1663e&id=14
 
20181022
あ・い・し・て・るよりも進めるのであればち・よ・こ・れ・い・とは義理でもほしい
『 じゃんけん 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1666e&id=8
 
20181023
善悪の彼岸に立ちて少年は無心で蜻蛉の翅毟りをり
 
20181025
ぼくたちは1.0e2(ひゃく)パーセントのカップルだ(有効数字は2桁とする)
『 理系 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1669a&id=7
 
20181026
ドット絵の勇者が世界を救うため旅をしている 憧れだった
『 カッコイイ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1670e&id=10
 
20181027
完全な死を迎えたる恒星は時折チリンと冷たく震え
『 鈴 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1671e&id=3
 
20181028
向日葵の咲き誇るまで夢をみる 止ま らぬ ま ち の  ほ  う  か  い   N   O    n    a     κ      α
『 壊 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1672e&id=22
 
20181029
木漏れ日は道に零れて失われつつあるひかりの淡い輪郭
『 輪 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1673b&id=28
 
20181030
ロボットが吾(あ)に中指を立てておりF*ckか4ねかしんぎゅらってる
『 進 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1674e&id=8
 
20181031
何もかもダメな今日だがU.F.O.の湯切りで出来る一瞬の虹
『 ダメ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1675e&id=7
 
20181101
クドリャフカ僕ら変わらず愚かだよ夜は悲しき遠吠え響く
『 犬 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1676e&id=23
 
20181102
飛び込んでしまいたいほど渇く 君の肩の水溜まり眺むる休日
『 鎖骨 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1677e&id=35
 
20181103
やや縄文時代の夕日引きこもる我らに少し眩しく映る
『 縄文 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1678f&id=23
 
20181104
永劫の無音空間トンボ玉みたいな星も命も回る
『 静 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1679e&id=28
 
20181105
輪になって生者も死者もお祭りの光の元で廻る盆の日
『 踊 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1680e&id=32
 
20181106
ざらついた光が少し痛いから濾過をするため地下鉄を出た
『 擬音 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1681a&id=27
 
20181107
無作為に並んだ星のその一つ一つがさみしく引かれ合ってる
『 作 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1682d&id=20
 
20181108
「いや、むしろ」部長がそれを言っちゃって会議は二時間延長コース
『 寧ろ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1683e&id=7
 
20181109
改札を通ろうとするそのたびに世界に拒絶されてるようだ
『 左利き 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1684a&id=10
 
20181110
ストーブと扇風機とが同居する部屋で季節がまた一巡する
『 自由詠 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1685e&id=7
 
20181111
ああツライ時に計算してみたが円周率は終わらなかった
『 ああ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1686c&id=8
 
20181112
波待ちをしてる神様見えたけど水を流して座り込む午後
『 流 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1687e&id=12
 
20181113
朝   夜は一つになっていた 僕 と 影 別れる時間
『 別 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1688e&id=6
 
20181114
頂きへ独り行きなむ山小屋の薬缶のお湯を分け合いながら
『 薬 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1689d&id=21
 
20181115
幸せならより幸せになりたいな五円を投げて二度手をたたく
『 叩 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1690a&id=8
 
20181116
カタバミはちいさく祈るカタバミに生まれ変わってもなれますように
『 片 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1691f&id=35
 
20181117
英国に座ると死ぬとふ椅子ありて座れないのに椅子なのである
『 椅子 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1692f&id=31
 
20181118
ドア、なのか壁ではなくて鍵穴も鍵もどこにも見当たらないが
『 ドア 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1693e&id=21
 
20181119
蒸しタオル目に当てながら心だけ湯気立ちのぼる別府へ飛ばす
『 疲 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1694e&id=7
 
20181120
気狂(ぐる)ひも悪くはないな解剖学のノートを食へば桃の味がす
『 ノート 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1695a&id=13
 
20181121
「ですます」が「だよね」に変わった瞬間が嬉しくてずっと覚えています
『 です 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1696a&id=9
 
20181122
華麗なる舞台の裏よドガの描く少女が纏う淡い憂鬱
『 踊 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1697a&id=16
 
20181123
体温計の割れて零れた銀色の粒がきらきら命みたいだ
『 温 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1698e&id=3
 
20181124
泣くことを我慢している人といて寄せては返す波音を聞く
『 我慢 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1699e&id=6
 
20181125
この夏の大会のあと一緒にさ夜のプールに忍び込もうぜ
『 背番号1700の選手へ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1700a&id=124
 
20181126
一人ではつまらないんだ間違えて各駅停車に乗ったこととか
『 では 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1701e&id=3
 
20181127
うつくしき弧を描きたるきみの手で煙草はつひに消えてしまへり
『 煙草 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1702e&id=32
 
20181128
AIに”しあわせでした”と何度でも言わせた後に機能を止める
『 幸 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1703e&id=15
 
20181129
先立って必要なもの買いに行く震災直後の水のない棚
『 だって 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1704e&id=10
 
20181130
とりどりのオシャレを楽しみ来年の春までの服着込む木蓮
『 洒落 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1705e&id=5
 
20181202
予定した工期に遅れが出たためにセーターはマフラーとなります
『 マフラー 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1707e&id=5
 
20181203
雪の降る無人ホームに一人いて最終電車を待っている 夢
『 終電 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1708e&id=15
 
20181204
どうしても助けられないキャラがいてDISC1だけ周回してた
『 どうしても 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1709e&id=7
 
20181205
生きてゆくことが罪なら嗚呼僕もよだかのように星になりたい
『 自殺 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1710e&id=46
 
20181206
適当に買ったらやっぱ違ってて次から写メって電器屋行くわ
『 違 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1711e&id=9
 
20181207
一回じゃ確信がなく二回目に会ってやっぱり恋だと知った
『 やはり/やっぱり 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1712b&id=9
 
20181208
微笑みを初めて見た日のそよ風が春の嵐になるとは知らず
『 カオス 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1713a&id=5
 
20181210
七日分いのちのカケラを掃除して私をリセットする日曜日
『 自由詠 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1715e&id=5
 
20181211
ラジオテレスコープ、銀河の波音を集めてぼくに聞かせてくれよ
『 ラジオ 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1716e&id=12
 
20181212
何人の子供が夕日を見たでしょう赤錆だらけのイナバ物置
 
20181213
お祭りの裏でひっそり武士道も騎士道も死に明日はないさ
『 ゴーン 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1718e&id=11
 
20181214
後悔をしないようにと勢いで買ったコートは着ないまま、春
『 悔 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1719e&id=18
 
20181215
簡単だサンタクロースはいませんと証明するより信じる方が
『 ません 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1720e&id=1
 
20181216
真っ赤だな兎の瞳は真夜中に月の明かりを見すぎたせいだ
『 赤 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1721e&id=15
 
20181217
自転車のパンクした日は穏やかな風に向かってゆっくりと行く
『 パンク 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1722e&id=15
 
20181218
大さじで突けばホロホロ崩れ落ちやわいやわいな俺の心は
『 突 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1723e&id=8
 
20181219
毎日はそのままでいいパンはパン折りたたまずに抱えて帰る
『 パン 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1724f&id=40
 
20181220
怖い夢だったと思う赤色の風船を君が手放さなくて
『 赤 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1725e&id=11
 
20181221
百年も馬鹿正直に待っていたあなたにそっと白百合の咲く
『 馬鹿 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1726e&id=6
 
20181222
ブレザーとセーラー服とを取り替えて遊ぶポケットの少年少女
『 遊 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1727e&id=9
 
20181223
負ふだらう裏切り者の十字架をたつたひとこと”YES”と云へば
『 YES 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1728e&id=5
 
20181226
確率はちっとも当てにならなくて母の持たせた傘が優しい
『 降 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1731e&id=5
 
20181227
いつの日か二人は出会うことでしょう蜘蛛の巣伝う水滴みたいに
『 蜘蛛 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1732e&id=7
 
20181228
指先が触れる地球儀この国はずっと夜だよあなたのせいで
『 夜 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1733e&id=26
 
20181229
もうおわり? 続きをねだる幼子の夢に拡がるその後の世界
『 もう 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1734e&id=3
 
20181230
まどろみはあおいねもふぃら(起きなくちゃ)まぶたのうらのあかいあねもね
『 「ね」で終わる歌 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1735e&id=23
 
20181231
冬を越えてきたんだろう時間貸しパーキングには手袋一つ
『 越 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1736e&id=3

約束メーカー

どうも私です(その2)。
早乙女まぶたさん(@mabutast)が作成した診断メーカー「約束メーカー(https://shindanmaker.com/706981)」も最高にエモいので、それをお題に短歌を作りました。 カッコの中が短歌です。
まぶたさん、ありがとうございます。
では続:良いお年を。
 
20181214_1
ずっと最低でいようね。終わりが来るまで、かみさまのことは忘れていようね。
(さよならは神さまみたいに嘘つきで僕らは二度と会えないだろう)
 
20181214_2
ずっと最低でいようね。終わりが来るまで、かみさまのことは忘れていようね。
(最低なかみさまだよね何一つほんとうのこと言ってなかった)
 
20181220
ずっと予想外でいようね。ずぶ濡れになるまで、桜のことは忘れていようね。
(ずぶ濡れの桜の花と散ることも許されなかった乙女の笑い)
 
20181221
ずっと空き家でいようね。失神するまで、教会のことは忘れていようね。
(お祈りの忘れ去られた教会で罪なき人の開かない瞳)
 
20181223
ずっとはじまりでいようね。くすりが切れるまで、あしたのことは忘れていようね。
(ねもふぃらの青とマーブルチョコのあお錠剤を飲んでバイバイ世界)
 
20181224
ずっと予知夢でいようね。ずぶ濡れになるまで、傷跡のことは忘れていようね。
(予知夢って分かった頃にはもう遅くクリスマスの引き金は引かれた)
 
20181225
ずっと離れ離れでいようね。終わりが来るまで、いままでのことは忘れていようね。
(そう離れ離れでよかった顔を見たら絶対にまた終わっちゃうから)
 
20181226
ずっと有害でいようね。感情が枯渇するまで、かみさまのことは忘れていようね。
(枯渇した感情、かみさま(そしてぼく)有害ポストに放り込まれた)
 
20181227
ずっとはじまりでいようね。くすりが切れるまで、かみさまのことは忘れていようね。
(せんせいのくれたくすりはまっさおでもうくるしまないよといってくれた)
 
20181228
ずっとフィクションでいようね。失神するまで、降霊術のことは忘れていようね。
(右下に「フィクションです」と書いてありうつろうつろとさまよっている)
 
20181229
ずっとひとりでいようね。受胎するまで、予定のことは忘れていようね。
(二千年遅れの告知授かったメシアは誰を救えるだろう)
 
20181230
ずっと見えないままでいようね。感染するまで、年齢のことは忘れていようね。
(ずつとそこにゐたのですねもう何も見えなくなつたかげろうのはね)
 
20181231
ずっと単語でいようね。大人になるまで、文脈のことは忘れていようね。
(ふいに割れた単語 今すぐ愛の手を睦月如月やっと会えたね)

きょうの守護霊

どうも私です。
早乙女まぶたさん(@mabutast)が作成した診断メーカー「きょうの守護霊(https://shindanmaker.com/660063)」がエモいので、最近毎日やって、それをお題に短歌を作りました。カッコの中が短歌です。
まぶたさん、ありがとうございます。
では、みなさま良いお年を。
 
20181215
きょうのニコさんの守護霊は、駅のホームで待ち伏せしています。
(引き出しの中で大声出している そこは入り口? それとも出口?)
 
20181219
きょうのニコさんの守護霊は、放課後の教室でマシンガンを構えています。
(マシンガン撃ち尽くしたら恐ろしく感じるほどの笑顔を見せた)
 
20181221
きょうのニコさんの守護霊は、天国のはずれで星を散りばめています。
(天国の59番通りには靴磨きをする悪魔の弟)
 
20181222
きょうのニコさんの守護霊は、シャボン玉の中で消毒液をかけています。
(閉じ込めてしゃぼんの球は凍りつき万華のような虹を見せてる)
 
20181223
きょうのニコさんの守護霊は、蕾の上で大切なものを失くしています。
(泣かないで薔薇の蕾が開くまで世界はもっと損なわれるから)
 
20181224
きょうのニコさんの守護霊は、湖の底でマシンガンを構えています。
(湖面には氷が少しずつ出来て温かな底でそれを見守る)
 
20181225
きょうのニコさんの守護霊は、井戸の底で星を散りばめています。
(乾いてるイドの底へと降り立って星屑みたいな砂を掬った)
 
20181226
きょうのニコさんの守護霊は、部屋の隅でなにもかも忘れています。
(そこだけは濡れていなくて雨もまた降るのを忘れてしまったのだろう)
 
20181227
きょうのニコさんの守護霊は、試験管の中で夢を凍らせています。
(冬の心はこんなに固い試験管ベイビーたちのざわめきを聞く)
 
20181228
きょうのニコさんの守護霊は、鳥かごの中ですべてを赦しています。
(こんなにも汚れちまって俺たちは謳歌している鳥かごの中)
 
20181229
きょうのニコさんの守護霊は、幻覚の中でさよならと呟いています。
(象を見た 幻覚めいた日常の中で唯一確かなことは)
 
20181230
きょうのニコさんの守護霊は、好きな人の夢の中で痛みを受け止めています。
(受け止めた痛みの数々この図鑑にもあの図鑑にも名前はなくて)
 
20181231
きょうのニコさんの守護霊は、非常口のそばで勝ち誇っています。
(閉じ込めた悲しみの声非常口のそばの雪には足跡はなく)

クリスマス

こういう季節はどうだろう。
ランタン。冬眠。
ひっきりなしに、人が出入りする街。
 
 
おばあちゃんはおてだまがじょうずだ。
ぽーん、ぽーん、とリズミカルに手の中の玉が入れかわっていく。
 
ぽーん、ぽーん。
 
手にしたと思ったものが、次の瞬間には宙に浮いて、また次の瞬間には手の中に戻ってくる。
 
ぽーん、ぽーん。
 
みかんでやって。
 
ぽーん、ぽーん。
 
りんごでやって。
 
ぽーん、ぽーん。
 
こねこでやって。
 
ぽーん、ぽーん。
 
しゃぼんだまでやって。
 
ぽーん、ぽーん。
 
おほしさまでやって。
 
ぽーん、ぽーん。
 
わたしもやってみよう。
 
ぽーん、ぽーん、ぽーん、ぽーん。
 
 
そのうちにおかあさんが眠りからさめてくる。
あたりがうっすらと明るくなってくる。
おかあさんにお手玉を見せよう。
ちゃんとできたら、ごほうびにおほしさまをひとつもらおうと思う。

イマジナリーフレンド

 
 Twitterでこんなアンケートとった。
 

 

 回答数が少ないので統計的に有意なデータとは言えないけれど、回答してくださった方々ありがとうございます。アンケートの回答数が少ないと、明らかに自分がミュートされている気がして凹みますね(考え過ぎ)。半分くらいの人はいたことがなくて、三割ほどの人はまだいるらしい。個人的には意外な結果となった。
 
 そもそも、イマジナリーフレンドとは何ぞやという人のためにWikipediaのリンクを貼る。
 
 
 簡単に言うと、幼少期に存在する空想上の友人であり、心理学、精神医学における現象名の1つである。ただ、Wikipediaの記述は情報が少ないので、以下の記事が参考になるかもしれない。イマジナリーフレンドが生ずる原因は、寂しさを紛らわせるためというのが定説だが、それ以外にも諸説あり、寂しさだけが原因というわけでもないらしい。
 
 一応ブログの記事をまとめると
 
 1.イマジナリーフレンドは一般的
 
 北米の研究では、保護者や子どもに質問する方法で、3歳から7歳の子どもの半数程度がイマジナリーフレンドを持つことがわかっている。
 2.イマジナリーフレンドは目に見えない
 
 目に見えない空想の友達は、イマジナリーコンパニオン(Imaginary Companion)のうち、目に見えない友達(Invisible Companion)として扱われ、よりしろのあるものは、物の擬人化(Personified Object)と呼ばれて区別されている。
 西洋においては目に見えない友達が多く、日本や中国では物の擬人化が多いというデータもある。

 3.イマジナリーフレンドは病気と関係があるのか

 
 児童期におけるイマジナリーフレンドの有無は、青年期における精神疾患の発症とは関係がない。

 4.イマジナリーフレンドを持つ子どもの社交性

 
 イマジナリーフレンドを持つ子どもは、従来、極度に内向的な性格だと思われていたが、研究によって明らかになったところによると、イマジナリーフレンドを持つ子どものほうが、社交的であり、現実の友達が多いことがわかった。

 5.イマジナリーフレンドを持つ子どものイメージ能力

 
 イマジナリーフレンドを持つ子どもは、そうでない子どもに比べて、特に視覚イメージ・聴覚イメージの能力が高いわけではない。
 しかしイマジナリーフレンドを持つ子どもは、そうでない子どもに比べて、他者の視点を考慮する能力や、複雑な構造をもった会話、知識状態の理解などが優れている。
 

 6.過剰に働く他者検出器

 
 イマジナリーフレンドを持つ子どもは、ランダムな刺激に対して、人間らしさや生物らしさを読み取る可能性が高い。

 7.なぜイマジナリーフレンドを持つのか

 
 イマジナリーフレンドを持つ理由として、定説になっているのは、「情動的補償説」。
 社交的で人との関わりを求める子どもが、一人になる時間があった場合に、寂しさを紛らわせ、自分を楽しませるためにイマジナリーフレンドを創りだす。
 しかし、子どもがイマジナリーフレンドを持つ原因には諸説あり、単に寂しさだけが関係しているわけではない。

  

 詳しくは元記事を読んでほしい。
 
 自分はイマジナリーフレンドというよりは、頭の中に別の世界を作り出し、そこに何人かの登場人物を生み出していた。寝付きの悪い子供だったので、寝る前はその子どもたちと脳内世界で遊んだり、冒険をしたりしたが、現実世界にその子どもたちが出てくることはなく、これは脳内世界の話と自分でもある程度は意識していたので、厳密と言うとイマジナリーフレンドとは違うかもしれない。ただ、脳内世界の話を現実世界に持ち出してしまったことはしばしばあり、「昨日〇〇ちゃんと遊んだ」と現実にいない友達と遊んだ話を親に言ってしまったことはある。また、それとは別に人形を使った一人ままごとのようなことはしていた。
 イマジナリーフレンドというか、妄想は小学校くらいまで行っていて(今でも妄想自体はするけれど)、だけど中学生くらいになってからは行わなくなった。理由としては「単純に忙しくなった」「恋を経験した」「性を知った」ということだと考えている。個人の見解だが。
 私のイマジナリーフレンドは、世間でいうものとは違うのだろうけど、そもそも幼少期は現実と空想の境目が曖昧で、「『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』のように、この現実が夢の中で、夢の中が現実なのでは?」といったことも考えたりしていた。幽霊や妖怪や妖精の類も信じていたし、そうした曖昧な意識の延長線上として、イマジナリーフレンドが存在したとも言えるだろう。そして、現実世界が忙しくなり、そうしたことを考える暇がなくなって、ただただ目の前のことを処理するのに精一杯になってしまうにつれ、イマジナリーフレンドは消え、いつしか幽霊や妖精という存在も信じられなくなってしまった。身も蓋もない言い方をすれば、「大人になってしまった」といえる。
 
 イマジナリーフレンドが出てくる話として、辻仁成の『ピアニシモ』という小説がある。中学生の時に読んだのだけれど、なかなかおもしろかった。その時はイマジナリーフレンドという単語は知らなかったけれど。当時の社会的不安が見えるし、結構今でも通じる話だと思う。
 
ピアニシモ (集英社文庫)

ピアニシモ (集英社文庫)

 

  

 あとは、乙一の『きみにしか聞こえない CALLING YOU』もある意味でイマジナリーフレンドだなあと。詳しくはネタバレになるから言えませんが。
 
きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)

きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)

 

  

 空想世界と現実世界の境目とは言ったものの、実際『水槽の脳』や『マトリックス』の世界観からすると、現実世界が偽物ということになるし、何が空想で何が現実とは言えないのかもなと思い、この文章も人類がいなくなった世界で狂った自分が書いているのかもしれない、などと考え怖くなったので、今日はイマジナリーフレンドと寝ることにする。
 

Twitterタグなし短歌02(20180223-20181130)

こちらは#tankaのハッシュタグをつけずにTwitterに放出したものです。
ハッシュタグをつけるかつけないかは気分です。多分つける自信がないのだと思う。
 
1.
これも夢あれも夢だし全部夢  夢から覚めたらまた会いましょう
 
2.
おめでとう、今日は命の折り返し君の宿題あとどれくらい?
 
3.
無理じゃない自分的には無理じゃない発車間際に駆ける人たち
 
4.
自ずから竹串の鳥飛び立てば友の変わらぬ恋愛談義
 
5.
終点でボタンは押さぬ、ああバスよ連れてってくれ道ある限り
 
6.
頂上はこの先二キロと書いてある、そうなんだろうか、そうなんだろう
 
7.
おそらくは助けなかった鶴もいて僕らの初夜を見守っている
 
8.
五次元は過去も未来も無くなってどこに行こうか、お前は寂しい
 
9.
線香の熱でお札を乾かせばこれも単なる紙だと気づく
 
10.
帰ります たまには道に迷ってる君に出会える道を探して
 
11.
週末は次第に崩れていくでしょう関東地方の人間模様
 
12.
絶対にやるは絶対やらないが絶対死ぬは絶対に死ぬ
 
13.
「ご確認お願いします」窓口の人が数える君への手紙
 
14.
テスト中モールス信号送るのはいいけどなんで旧仮名なんだ
 
15.
ものすごく痩せたら家にある服で旗を作って月に立てたい
 
16.
最後まで本音を言ってくれないねミッキーマウスと線香花火
 
17.
初めての家出で着てる制服はマクドナルドの匂いがしてる
 
駅前のマクドナルドでカップルが三三九度の練習をする
 
18.
わたくしも比内生まれであるために少し高めで売られる肉屋
 
19.
新宿でアンケートをし渡された鉛筆をまだ返していない
 
20.
左手の薬指よろしいですか?そこから生体情報とります
 
21.
一度でも死と関われば脳内で勝手に住み着くかわいくない奴
 
22.
何だって良いはずなのにバカだなあ首吊る紐の色を気にして
 
23.
どうしても同じ体位でいられないドブロイ波すら減衰をする
 
24.
目に見えるものならいっそ見てみたい本人同士の合意とやらを
 
25.
今はなき本屋の紙のブックカバー、ページを開けば闘う悟空
 
26.
肝心なことは教えてくれないねロールキャベツの作り方とか
 
27.
食パンの袋を留めるアレの名を父がこっそり教えてくれた
 
28.
質量は保存をされずE=mc2の金の行方は
 
29.
健康のためにみんなは死ねるのか24時間開いているジム
 
30.
百均のネットにブラを放るとき女性だけ持つ行動原理
 
31.
向こう側も猛暑だろうかループするゲームで彼は汗も流さず
 
32.
アンパンマンシンドロームと名付けよう万世の牛は今日も笑顔だ
 
33.
精力をつけてみようと思い立ち土用の丑の日は歌を詠む
 
34.
TRUE LOVE
PERFECT KISS
平成の
夏の最後の
僕と修造
 
35.
反抗の意思を示した尾崎豊は酔って眠ってそのまま死んだ
 
36.
性癖は辛(しん)という字が含まれて高校生はショタじゃないでしょ
 
37.
消費税10%になったなら短歌は34文字なるか
 
38.
この短歌隠しページのリンクあり探してみてねご褒美短歌
 
39.
舌の根の乾くのを待つしゃべりすぎて後悔をした蒸し暑い日に
 
40.
自意識の塊詰めた特急が白楽・東白楽通過
 
41.
強制的にエンドロールが始まった台風の日の花火大会
 
42.
鈴なりの銀杏の実がボトボトと落ちたる音で目を覚ます秋
 
43.
死にたいと思う日々だがこってりのラーメンを食べAVを見る
 
44.
手作りの悪意を携え匿名の国をぼんやり旅しています
 
45.
ああ僕は誰なのですか国中の人に聞いても誰も知らない
 
46.
明日君の父親に会う予定だが楽天カードの審査に落ちた
 
47.
咳をするたびに五年は弾いてないアコギに音が響く秋の夜
 
48.
何度でもあなたの話を聞くために初めの街を出られずにいる
 
ループする世界の中で冒険へ旅立つ夢を永遠に見る
 
きっと僕が僕であるための記憶だった電池が切れてなくなった自我
 
49.
原色が暴力的に配置され登ってみろと挑発してくる
 
50.
この街は早足で行く終業後ヒール脱ぎ捨て履くスニーカー
 
51.
砂時計早めに落とす一族の名前を村に轟かすため
 
献金をすれば残れる教会は 人はパンのみで生きていけない
 
権力をただただ欲し議会では今日も賄賂が積み上げられる
 
セオリーを無視して彼を旅に出すそれも一つの人生だから
 
全部 #村の人生 #ボードゲーム短歌
 
52.
ガレージロックが生まれてこない此の国で割り勘をしてスタジオ練習
 
53.
鬼ころしの紙パックを蹴っ飛ばしいつになったら大人になれる
 
54.
この米はランチタイムの残りでせうP.M.4時に掻き込むガパオ
 
ローリエが噛み切れなくて明け方の満月のごとスープに残る
 
55.
図画のとき夜空を藍に塗った子は今頃どんな絵を描いてるか
 
56.
読みかけの歌集を返す交差点打ち切り漫画みたいな最後
 
57.
かみなりのいしを使ってもう一度言葉のいらない場所に帰ろう
 
58.
君という壁に幾度も語りかけ期待しているトンネル効果
 
59.
幾度目の汚い汚い戦争が白き大地で繰り返される
 
手についた血が落ちないな見上げれば満ちたる月と神威の咆哮
 
 
60.
蛞蝓のメンタルなのに蛞蝓の交尾の美しさに戸惑う
 
61.
えも言えぬあまりに尊い推しだからエモいなんかで括りたくない
 
62.
暮らしとはメチャクチャ尻尾を振ってくるメチャクチャでかい犬と住むこと
 
63.
ペヤングを三分待てぬ人といてソースも先に入れちゃうのかよ
 
ラーメンを三分待つと決めた人もいるのだろうな 二分で開ける
 
64.
何となくカワイイボクになりたくて「が」を「の」に代えて漢字をひらく
 
65.
明日できることは一生しなくていい数学的帰納法によれば
 
66.
岸さんが構築をしたプログラム十年くらい止まってないな
 
67.
ヘイ・ジュードの歌に共感してるけど俺の名前はジュードじゃないわ
 
68.
シャンプーハットの悪魔と闘う夜もある最後に食べたいエンゼルフレンチ
 
69.
お金を崩すお金が壊れる小さな小さなお金が街に溢れる
 
70.
理解って誤解と同じ繋ごうよ僕の右手と君の左手
 
71.
 
72.
アノマリー発動したがサザエさん見ているうちに調和が戻る
 
73.
金は天下の回り物ならここは天上だろうか冷たい太陽
 
74.
干さないとどうしようもない洗濯の水はいつかは還ってくるか
 
75.
11月ってこんな感じだっけ?何回か経験をしているのに毎回忘れる。
 
76.
はる深しひるの最中にふる雨とへる命の音ホルマリン漬け
 
77.
あき晴れにいき吹き込めばうき上がるえきで待ちますおきへの電車
 
78.
どの花見ても綺麗だなって人間は束になっても花に勝てない
 
79.
働き方を忘れた人のための動画をパンダみたいに見させられてる
 
80.
ヴァイオリン奏者の弓は若駒の煌めく風に流れるが如き
 
81.
いまウシの二番目の胃にいるみたい反芻されたらまたLINEするね
 
82.
永遠に楽しい夢と期限付き苦しいリアル 影と別れた
 
83.
二千年問題で滅亡してりゃ覚えやすくて良かったのにね
 
84.
パソコンに一生分のエロ動画一生分のセックスがある
 
パソコンの一生分のエロ動画同時見れば幾万の肉
 
85.
戦争を一つ減らそう水色のアルフォートだけ食べて生きよう
 
86.
キーボード叩いて作る履歴書に魂はないがお祈りをされる
 
87.
ああ君は電車で靴を脱げる人でその自由さが眩しく映る
 
88.
秋やすみ耳から羽の生えた人とすれ違いざまハイタッチする
 
89.
今ここでシャッター切れば魂は何処(いずこ)へ君の死に顔の前
 
魂よ戻れ あなたの左前銀塩写真で撮ったのならば
 
90.
こういうの古いのかもね。でも僕らは、本を貸し借り文化を残す
 
ログインが出来ない画面あと五回失敗したら面白そうだ
 
91.
赤坂に150万の納骨堂ありてあの世の住処の値段
 
92.
ダイソーで売っていそうな笑顔だね財布にちょうど百八円ある
 
93.
パソコンが死ぬ寸前に出るノイズみたいなアレって俺からも出る?
 
94.
鳴き声は聞こえるけれど (そこですか?)(いません)猫は見つからなくて
 
95.
要するに飲んでるときは自分とか他人とか考えなくて済む
 
96.
閉じ込めた幽玄世界の真ん前の畳の上で故郷を思う
 
湖畔には白馬一頭佇みて水鏡に映る祈りの世界
 
東山魁夷展)
 
97.
ベンチには鳩サブレーが群れており鳩サブレーを砕いて撒いた
 
98.
青を知らぬ弟のため幸せのとりは翼を広げていたり
 
(ダブル本歌取り
海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手を広げていたり/寺山修司
目薬をこわがる妹のためにプラネタリウムに放て鳥たち/穂村弘『シンジケート』
 
99.
"I"情は"H"のあとに「しあわせ」な「せっくす」のあと「すき」と言う人
 
100.
無茶振りの「ちゃぶ」が可愛い。何となくひっくり返したくなってくる。
 
 
こちらも、その1です。