日々のこと

I'm becoming this all I want to do.

幸福論

幸福度を上げたい。 あり余る富とか、無限の睡眠とか、満漢全席とか、回らないお寿司とか、そういうのもほしいけど、とりあえず一時間長く眠るようにして、良質な睡眠のための運動とか温かいココアとか、行列のできるラーメン屋とか、そんな感じから始めたい…

あ、嫌だなあと思う。 怒っている。感情的になっている。 頭に血が上っている。 それなのに。 胃の辺りに冷たい石を置かれたような気持ちになる。 冷たい、冷たい、石。 ずっと、どこかの遠い山奥の、もう誰もそこには訪れないような、獣や鳥ですらそこに訪…

ちょっとここから愚痴

ちょっと愚痴……。

「僕たちは世界を変えることができない」って歌があった

老人の感傷。

飲んだら酔うという話

自分語り。 本格的にお酒が弱く、ビールでもコップ一杯で顔が赤くなる、所謂酩酊状態になる。エタノール分解酵素を持ち合わせていないのでは、と思うほどである。そういう種族なのだろう。それに加えて、一時期抗うつ剤を飲んでいたために、お酒を控える必要…

サイド

サイド、サイド 上から声が降ってくる どういう意味? と尋ねると もう一度という意味だった サイド、サイド、サイド、サイド 容赦なく声が降ってくる もう無理だよ、終わりにしよう 僕の叫びは無視される サイド、サイド、サイド、サイド 途中から数を数え…

聲の形

『聲の形』のネタバレが満載です。

はじめて

初めて喋った言葉は覚えていないけど 初めて作った詩のことは何となく覚えている 初めて食べたご飯の味は覚えていないけど 初めて炊いたご飯の味は何となく覚えている 初めて聞いた音楽は覚えていないけど 初めて買ったCDはよく覚えている 初めて読んでもら…

長い話の後で

一個前のブログの記事を書くのに、多分6時間くらい費やしたのだけれど(遅筆・遅漏)、もう何やってんだろうって感じ。それで、ノルウェイの森を久しぶりに読み返したら、レイコさんの過去の話で泣けてきて、実のところ作中だとレイコさんが一番詳細に過去が…

嘘2(枡野さんと穂村さんの対談を読んだ雑感)

2018年8月17日追記: 時間をかけて書いたから消したくないんだけど、チキンだから消したいという感情がある。この対談を読んでTwitterを見ていると、どうしても意見の対立が目につくし、このブログの記事も物事を単純化しすぎたせいで、結論が飛躍していると…

言葉の力

昨日のうたの日(うたの日はオンラインで毎日開催されている歌会です)。 見えている色をあなたに伝えたいのに「青」「あお」「アオ」"ao" 不自由だ、言葉は 『 不自由詠 』 ニコ #うたの日 #tanka http://utanohi.everyday.jp/open.php?no=1596e&id=10 有…

スミノエ

朝。 あの人のいなくなった後のベッドは微かに墨の匂いがする。それに気がついてから、あの人は一冊の書物なのだ、と感じることができるようになった。私は夜の間だけ、あの人を開くことができる。あの人の内側を、覗くことができる。しかし、それは朝になる…

百貨店

ものすごく疲れている時は、物がいっぱいある空間に行くと落ち着く。それを夫に伝えると、会社帰りに私の買い物に無理やり付き合わされている彼は、少しうんざりしたように、そうかな、俺は物がいっぱいあると、それだけ情報量が多いってことだから頭が混乱…

YUME

好ましくない夢を見た。倫理的に。夢に倫理を持ち込むと、それは現実になる。心の中で。 高校のクラスで、英語の担当が黒人のレイシストだった。どこか奇妙な思いがしたが、それは私自身の中の前提となる知識に偏見があるのだろう。彼はユダヤ人の少年にロー…

社会

台風が来たので、頭が痛くなった。頭痛のままに書きます。なので、全部間違っている。 相模原の殺人事件も、大口病院の事件も、LGBTは生産性がないとか、自民党の改憲草案に権利には義務が伴うと書いてあるとか、何だか根っこのところは同じような気がしてき…

メタモルフォーゼの縁側とArtiste

鶴谷香央理さんの「メタモルフォーゼの縁側」がなんかとても良い。今ならpixivコミックで全話読めるから興味のある方は読んでほしい。もし、Twitterアカウントをお持ちであれば、WEB漫画総選挙というものに投票してほしい(よく分からないけど)。 comic.pix…

新宿を歩いてしまって

新宿を歩いてしまって、ビルの二階に金貸し業者が、三階に不動産屋が入っていることに気がつく。三階で不動産を買うためのお金を、二階で借りることが出来るのだろう。よく出来ている。幽霊の住む物件を紹介してくれる不動産屋もいるらしいけど、会ったこと…

人の短歌を読んでいると、「これ、本当のことなのかな。それとも想像上のことなのかな」と考えることがたまにある。別に短歌の内容が真実かどうかなんて、作者自身が分かっていればいいのだろうし、本当にあったことだけを短歌にする必要なんて全くないのだ…

早口

自分で作ったものを読み返す時、なぜか頭の中で早口になってしまう。もう既に自分の中では何度も読んでいるのだから、今更じっくり読むこともないのだろうという意識が働くのかもしれないが、そのお蔭でしっかりと推敲することができない。というより、推敲…

さくら

さくら おまえのめ さくら おまえのはな さくら おまえのくち さくら さくら おまえは死ぬ 等しい時間に 等しい速度で さくら おまえのは さくら おまえのはだ さくら おまえのね さくら さくら 死にゆく姿よ 瞬きをすれば もうおまえはいない さくら さくら…

雪を燃やす(短編小説)

北へ北へと旅をしているうちに、冬になってしまった。 それ以上進みたくとも足がない、と宿の主人に聞いたので、その村で冬を越すことにした。 村には雪が降っていた。私が生まれ育った土地は暖かかったため雪が降ることはなく、私は雪というものを見るのは…

例えば運命というものがあるとして

最近変な夢を見る。夢に変も変じゃないもないというか、そもそも夢というものは変なものなのだが、とにかく変な夢を見る。ヌメッとして気持ち悪く、それでいてくっきりとした輪郭を持った夢。眠りが浅いのかも知れない。朝の五時頃不意に起きてしまい(この…

オイラーについて

オイラーが死んだ時 彼は計算をすることをやめた オイラーが死んだということは 地球上の偉大な計算機が失われ あとには肉の塊が残った 僕が死んだ時 何が失われるのだろう 一匹のひよこを ミキサーにかけた時 何が失われるのか 愛すること 憎むこと 思い出…

まな板

世界が美しくあったのならば。 子供のころ。 私の話には子供の時の話が良く出るが、私自身はまだ大人になったばかりで、 そしてこれから先の人生の思い出の量などは、今までに比べたら塵に等しいと自分でも把握している。 家には大きなまな板があった。 それ…

死にたくなる時

あっ、死んでしまいたいと思う時がある。誰にだってある。私にだってある。猫にだってあるかもしれない。 私にとってそれは、財布にお金が入っていなくて、銀行でお金を下ろさなきゃな、と思った時だ。 それは、料理を作らなきゃでも、ご飯を食べなきゃでも…

姉の残した音楽

著作権的なあれでフィクションとノンフィクションの間。 姉が大量の音楽データを(1TBほど)を残してくれた。ぶっ通しで聞いたとしても、聞き終わるのに2年くらいかかる量だ。「もういらないから」と言っていたが、彼女がその後行った世界は音楽を聞くことが…

好きな人の最後の言葉

好きな人とはなるべくずっと一緒にいたいと、片時も離れたくないと思って、それはどうしてだろうか。四六時中一緒にいる必要なんてないし、四六時中一緒にいたら却って疲れてしまうのではないか、そんな声も聞こえてくる。ずっと一緒にいたら飽きてしまうか…

交換日記は終わらない

今日「交換日記」という単語を見て、えらく懐かしいなあと思った。 交換日記。日記自体が個人的なものなのに、それを交換してしまうのだ。手紙と何が違うのだろうか。履歴が全部残ることだろうか。同じノートで書くことだろうか。返事への期待度が高まるのだ…

Twitter下らない31字(20171018-20180217)

57577に当てはめた下らないやつ 順番は時系列じゃなくて、適当です(後からサルベージしたため) 1. テレビなき家に流れるクラシック脳内で飛ぶ羽生結弦氏 2. 透明な人になりたい池袋 自由にしたい歩きスマホを 3. おにぎりよ、五分で分かる幸せと一生分から…

Twitter自由詩・短歌01(20171013-20180222)

Twitterで出した一行詩とか短歌です。 というか、短歌ばっかりです。 少しずつ、詠んで、自分が苦しんだり癒やされたりすればいいと思ったり。 twitter.com 1. 月がたくさんの太陽を抱えている カレンダーの上 2. 雨が僕らを分けないように 傘を一つわざと忘…